気分もようやく落ち着いたのでレースレポートをお届けします。
11月3日、朝から仕事だったので、まずは仕上げの朝錬。近所の山をゆっくりとそして感謝の気持ちをこめてクライム。適度に心拍を上げておいた。
午後から四日市に向けて遠征。メンバーは犬監督、おひさん、僕、妻、こぷりお、ここぷりお。
夕方に現着。1周だけ試走。四日市ステージのコースはアップとダウンしかないジェットコースターコース。いきなり序盤から100m近いクライムが待っているなかなかタフなコース設定。
試走しながら、本番のアタックポイントなどを考えた。脚の調子は、順調な仕上がりもあり、ばっちり。なんだかいけそうな予感がした。
宿に帰ってからアクシデント発生。なんと犬監督が発熱。この男、体温までも自在にコントロールできるようになったらしい。というのは冗談で、本当にしんどそう。明日のレースはDNS決定。
チームメイトのおひさんはFクラス、僕はCクラスにエントリー。二人で戦略を練った。やはり仕掛けどころは2周目の上り頂上ラスト300m。でも、今回のレースはJCRCの年間チャンピオン決定戦も組み込まれており、関東から猛者が集まるハードなレース。そう簡単には決めさてくれないだろうなあと話し合った。
当日の朝、早い目に会場入り。試走をしてからローラー台で念入りにアップ。その時、不意のお客さんが登場。なんと、昨年受け持った子どもの保護者さんが応援に駆けつけてくれた。遠路はるばる来ていただいたからには優勝しかないと余計にテンションが上がってきた。
そしてレース開始。家族の声援を受けて、スタート。適度な緊張の中一斉に走り出した。周りのことは気にせず、自分の走りをするだけと心の中で自分に言い聞かせながら1周めの上りへ。集団のペースが遅く、こんなもんでええんか?と思いながら下りへ。途中、様子を見るためにプチアタックをかまして、要注意選手をチェックさせてもらった。3名ほどの選手をマークして1周回目を2位で通過。
さすがにCクラス。集団も上手く、ここから多分ペースが上がるんだろうなあと考えながら最後の上りへ。 するとやはりペースが上がってきた。でも、自分にとっては全然大丈夫な速度。すると一人がアタック。それに先ほどの数人が一緒にアタック。自分もそれを追った。でも自分のペースが速く、集団の先頭に。そして、カンが働いてアタックをかけた。後ろを見ると2名ついてきている。間は結構離れているが、十分に追いつかれる距離。脚を緩めて、集団に吸収されるか、さらにギアをかけて踏み倒すかの選択を迫られた。集団に吸収・・・・否それは、自分の頭の中ではすぐに消去。やはり練習をつんできたから心肺の限界にチャレンジすべき!!という答えが導き出された。
そこでギアをかけてペダルを踏み倒した。あっと言う間に頂上を越えてダウンヒルへ。そこでも脚を休めず、52×11Tをブン回した。しばらくして後ろを確認すると、もう結構な距離が開いていた。後は適度なアップダウンを繰り返すだけ。そしてパンクをしないように十分に気をつけて下りを攻めた。途中2箇所ある上りではアタックをかけるぐらいの加速でさらに差を広げ、残り2km地点へ。後ろをもう一度確認すると、姿は全く見えない。「この勝負いただき!!」この時点で勝利を確信。でも脚を緩めることなく最後の上りへ。そこもアタックして通過。そして残り1km。頭に浮かぶのは、がんばる力をくれた生徒たちとチームメイトそして家族。感謝の気持ちをペダルにこめて最後のストレートへ。みんなの顔を確認しながらゴールラインへ飛び込んだ。
15秒ほど遅れて集団も到着。独走でゴールに飛び込むのはほんと気持ちいい。
いつも思うのだが、トップでゴールした瞬間に頭の中が大きくパンッと音を立て、その後になんともいえないいい気持ちが襲ってくる。これが多分脳内麻薬、エンドルフィンというやつなのだろう。
息子がすぐさま寄ってきてくれて、一緒に妻の下へ。妻もビデオ片手にすごく喜んでくれていた。
そうこうしているうちにFクラスのゴール。おひさんは1周目で逃げを決めて後続に20秒以上差をつけている模様。勝利を確信して到着を待つ。そしてやはり独走でゴール。ほんとにうれしそうなおひさんでした。 チームでダブル表彰台。これほどうれしいことはない。
妻もチームジャージを着て応援してくれていたのだが、チームで応援するとなんだかすごく楽しい。自分のチームの一員であることがすごくうれしいと言っていた。レースデビューも近いかもしれない。
表彰では米をいただいた。米には妻もにんまり。
その後キッズレース。こぷりおのレース。
これまた白熱のレース。レポートは次回。
いあや、本当に充実したシーズンだった。来年も更なるステップアップを目差そう。 自転車、ほんま最高!!