前日から、チームメイトのホンケン氏と現地入り。名古屋は栄に宿泊。ネオンの誘惑に見事打ち勝ち、早い目に就寝。
早朝から現地に向かう。
到着後、受付を済ませ試走に。はじめに3~5%の上り、そして下り基調のタイトコーナー。そしてゴール1km手前に5%の上りという、スプリンター向けのコースレイアウト。どちらかといえば好きなコースの部類に入る。
試走の段階から、調子のよさは感じていた。それに、チームメイトのホンケン氏の最近の実力アップも心強かった。
そしてスタート。
最初の3~4周は結構二人で引いたように思う。そこからシュレック兄弟の鬼引きショーがスタート。でも誰も交代しようとしない。こっちも最初の引きで結構回復に時間がかかっていたからなかなか代われなくて申し訳なかった。時折、脚と相談して交代して周回を重ねていった。
ラストの上りで結構パワーを使い、そしてスタート地点からの緩斜面でもさらにパワーを使いがちだが、今回の自分の脚は違った。下りで十分に回復し、またラストの上りに備えることができた。これも耐乳酸トレーニングの賜物だと感じた。そして、ペースアップに対応できる有酸素上限能力も、VO2max強化トレの成果だと感じれた。
そして迎えた最終周、ラスト前の下りでホンケン氏が僕をアシスト、背中越しに魂が伝わってきて、うれしかった。
上りでの位置取りもクリア。そして迎えたスプリント。目測を誤って、少し早い目にかけてしまった。
反応した二人を先行させて、チャンスをうかがう。ラスト100m、信じた脚でスプリント。一人を交わし、そして先頭の選手に食らいつく。
フォークにセンサーがないのにもかかわらず、ハンドルを投げる。
1000分の1秒差で準優勝。
レースの内容には満足しているし、うれしい。でも悔しい。
そして何より、シュレック兄弟に申し訳なかった。
あとで話す機会があり、話し込んだが、なかなかの好青年。ああいう青年が増えてほしい。
今回のレース、間違いなく、優勝は彼ら二人。敢闘賞も彼ら二人。主人公は彼ら二人とも言える。
すばらしいレースを有難う。またどこかで会えるといいな。
それから、長時間運転してくれたホンケン殿、ナイスドライブ、そしてナイスレースでした。
熊野、一緒に頑張りましょう。