いやあ、楽しかったマスターズ。
自分の今の力がどれくらいなのかを知ることができた。
15日早朝、うちの家族+OHIさん家族+犬監督とで出発。現地に9時過ぎに到着。受付を済ませた後、犬監督には監督会議に出席してもらった。 自分のレースは午後1:00から、OHIさんのレースは明日の午前9時から。
早速、おひさんと試走に向かう。コースは1周6kmのほぼ平坦コース。ところどころで心拍をあげながら周回をこなした。
陣地にもどってきてからもローラー台で念入りにアップ。
アップしながらも参加選手の情報をチェック。どうやらBR-1の選手なんかも出ているよう。名簿をチェックすると、今までレースで絶対に抜けなかった選手も出ている。どんどん気持ちに火がついてきて、気持ちが高ぶっていった。
練習ではやれるだけのことはやったので、あとはそれを試すだけ。
アタックに持ちこたえる弾数も十分。あとは気持ちだけ。
グリコのエキストラブースターでさらに集中を高めていく。
そしていよいよスタートのとき。途中1.5kmまではパレード走行。でも、あのコースを8周なんて自分の体が持つのかどうかも心配だった。 でも、いざ号砲がなると高ぶった気持ちを爆発させるように一心不乱にペダルを回し続くけた。
そこそこの心拍のままで1周目を終える。 先頭集団の真ん中付近で様子見。沿道からは声援が聞こえる。家族やサポーターからの声がひときわ大きく聞こえる。すごい力をもらえる。
1周目を終えて感じたことはみんなうまい。コーナリングもスムーズで、集団で走っていても恐怖心は生まれてこない。自分もすごくうまくなったような錯覚を感じる。
時々、プチアタックをしてみて様子を伺うが、きちんと集団は反応してつぶしにくる。こんなので無駄な弾をつかうのはもったいないのでしばし我慢。
3周目の終わりで3人が抜け出す。集団はそのまま。そこで1発弾を撃つことにして全開で3人を追う。高強度のトレーニングのおかげでぐんぐん加速。1kmほど追いかけて合流。
4人でしばらく逃げる。ふっとうしろを見るとあっという間に集団がすぐそこ。今までの自分ならさらに逃げを打つが、ここが成長した(年をとった)証、集団に吸収してもらい、3人を追いかけた。すると、すぐに3人を吸収。 そこからだんだんとペースが上がり、いよいよ最終周回へ。グングンペースがあがり、千切れる者も出てくるなか、落ち着いた自分がいた。
練習のほうがしんどく感じるくらいだった。そしてラスト2km、ゴールスプリントに備えて位置取り合戦が始まった。
実業団レベルの人には勝てっこないと思っていた自分が変わり、自分の得意とするスプリントがどこまで通用するのか試してみたくなった。
残り500mで集団は20人くらい。そのときもまだ集団後方、このままではだめだと思ったとき、前方の一部のスペースが開いた。そこへすぐさま飛び込んでさらに様子を伺う。そして150m、自分の思っていたところでスプリント開始、すごく興奮してはいるものの凄く冷静な自分がそこにはいた。
「え、こんなものなのか? これならいただけそう!!」そう思ってすぐにトップスピードへ。もがきまくって集団ゴール。不必要なことが頭をよぎったため、一瞬遅れた。それが敗因。 結局、写真判定になり、超僅差で12位。2~15位までが写真判定。もう少し速かったら入賞していた。
しかも、1位との差は0.7秒。
でも、うれしい。自分の練習方法でこんなレベルの人たちについていくことができた。自分の練習方法は間違ってなかった。
そして、サポーターの応援、さらに家族の応援が本当にうれしかった。 息子のがんばれ~、家内のもうすこし~という声が心にビンビンきた。
今年はあと2レース。さらに追い込んでさらに強い体、さらに強いハートを手に入れてがんばろう。